褒めることの重要性

自己肯定感を高める

幼児期の発達障害の特性を持たれている幼児は、日常生活でよく「失敗体験」を積み重ねている可能性があります。

例えば、幼稚園や保育園でよくある場面で、「勝ち負けが嫌いで、集団でのルール遊びに参加できない」、「リトミックに参加出来ず、先生に怒られた」、「先生の指示が分かったつもりで、指示とことなることをして怒られた」などなど。

こうした不安や失敗体験を重ねることで、新しいことへのチャレンジが苦手になっている場合があります。また年中から年長にかけては、子ども自身他児との比較を行うケースがあり、自信を喪失したり不安から回避行動をし、さらに怒られるといった悪循環を招いていることもあります。

「褒める」ポイント

  • 具体的に伝える

「上手だね」、「偉いね」、「すごい」、「格好いい」だけでんく、具体的な行動を褒める。例えば、「上手に靴をそろえたね」など

  • 直ぐに褒める

行動と褒められたことの関連付けができるように、良い行動後に直ぐ褒める。

  • 理由を伝える

出来た結果だけ褒めるのではなく、その取組む姿勢や努力を褒める。

  • 言葉以外でも提示する

言葉だけなく、表情(笑顔)やハイタッチ、頭をなでなで等、身体的なほめ方を行なう。

  • 当たり前に出来ている事でも褒める

不適切な行動を控え、期待される行動を維持出来た時など、積極的に褒める。例えば、「おしゃべりせず、お話が聞けたね」等

褒める前にやるべきこと

支援をしていて、大切にしている「褒める」ですが、特に注意していることがあります。それは、褒めた際の子どもの表情確認です。やはり褒められると必ず表情や行動に表れてきます。それが無い場合は、褒められている事に気付いていないことがある。

例えば、「座っている姿勢カッコいい!」と褒めても、子どもによっては『カッコいい』=褒められてる ことに結びついていない場合があります。

その子がどんな言葉を受け取れているのかを先ずは知ることから始めています。

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