人にはそれぞれちょうどいい「距離感」がありますが、このパーソナルスペースが「広い」「せまい」ことでの多くのトラブルの基にもなっています。
では具体的な対応として、先ずは子どもの気持ちを言葉に出して伝え、共感することです。くっついてきた時は「くっつきたいんだね」等と、子どもの思いを言葉にしてあげることから始めます。
思うままに行動して、自分が何をしているかわかっていない場合もあるので、言葉で理解させることは重要です。また子ども同士で「もうベタベタくっつくの嫌だよね〜」と会話をする子もいるので、言語化しておくと「私やってる!」と気づいてやめることがあります。
次に、子どもにとって、『くっつく』=「嬉しい・楽しい」表現の一つになっているます。くっつくだけが「嬉しい・楽しい」表現ではないことを伝えていきましょう。モノを手渡したり、ハイタッチ、握手、一緒にソファーにすわってTVをみる等、これらも立派な表現です! このように、くっつく以外にも、「嬉しい・楽しい」という気持ちを共有できる方法があることを伝えてあげましょう。
また、子どもに距離の取り方を教えてあげる時には「離れて」「近づかない」「広い」「せまい」ではうまく伝わりません。具体的な距離感を言葉にして伝えることが重要になります。例えば、「前ならえ」をしたときに相手にぶつからない広さや、机1個分はあけようね等、きっずぱれっとでは40センチのジョイントマット敷いているので、マットの変わり目を使ったりしています。
そして一番重要なこと、それは子どもが『適切な距離感を保てている』ときにはしっかり褒めてあげることです。